My life in Europe for two years

若かりし日々の追想

日本からの出国 June 24, 1969 (昭和44年6月24日)

 自分の若かりし日々をホームページに表すなんて誠に自画自賛的であるが(笑)どうぞお許し下さい。遠ざかる記憶を懸命に留めることも大切なことだと自分に言い聞かせて、先をすすめます。ヨーロッパで過ごした日々。(1969.6.24 〜 1971.5.29)
当時は学園の民主化と七十年安保大学紛争「全学連」vs「機動隊」と新聞紙上に連日にぎわした。東大紛争がその頂点に達した。アメリカのアポロ宇宙船が月面着陸に成功し世界が沸いたのもこの頃だ。
当時のパスポートに若かりし姿ががまぶしく写っている(笑)当時日本から海外み持ち出す事が許された金額はUS$700まで、現金で持ち出せる金額が日本円で二万円である。交換レートは1ドル=360円の固定制。

横浜、大桟橋からロシア船「ハバロスク号」乗船する

 横浜税関で出国手続きを終える。乗船手続きがラウンジで行われチケット、パスポートをチェックされ乗りこむ。見送りのテープがいっぱいになる。横浜→ナホトカまで二泊三日。ナホトカからハバロスク、そしてモスクワ→レニングラード→ヘルシンキ→ストックホルム→ヘルシンガーへと続く旅だ。旅行用のカバンにリックサックそしてジーパン姿という格好だ。もっとも乗船した多くの日本人が似たりよったりで特別変わってもいない。GO ABROAD FOR STUDY (留学のためのノウハウが凝縮され紹介されている)その本から知識を深め世界の大学に入られた方も多かった。私もその中の一人であった。デンマークでは国民学校というのが多く存在しその中で世界の人々が集まる International People's College という全寮制のスクールに入学の手続きを取っていた。同じ時期にこの学校に入った友達、彦根の謙さんとは現在もお付き合いをさせてもらっている。リンク参照。IPCのホームページがあります。現在でも多くの日本人が学んでいるようです。

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